「SEEEU ヨーロッパ写真月間 2025」は、日本初開催となるヨーロッパの写真祭で、12 名の現代写真家による 200 点以上の作品を東京の屋内・屋外会場で無料公開します。

今年のテーマは、「Reframing Realities：現実の新たな輪郭」。HOME/WORK VILLAGEは会場の一つとなり、作品「Comfort Zone by Tadao Cern」を展示します。

▼Comfort Zone by Tadao Cern
ヨーロッパでは、ビーチで日光浴をする水着や半裸の人々は、公共の共同空間に身をおきながらも、ごく個人的なレジャーのひとときを過ごします。家族や友人と一緒に昼寝をしたり、眩しい太陽から顔や全身を覆うさまざまな老若男女の姿は、穏やかでいながらどこかユーモラスです。 「公共と個人」「無防備なのに無意識」「寛いでいるのに晒されている」といった相反する性質や状況が同居する様子を鑑賞者に見せる本作は、単に人体を記録したものではありません。計算された構図や撮影方法によって、カメラと写真の鑑賞者が、時に覗き見的な立場や役割を課せられることを提示しています。　
本展示では、写真の前に薄い布のヴェールを垂らし、観客が手でめくることで作品を覗ける仕掛けとしており、その行為は他者の領域に踏み込むための小さな越境であり、同時に自らの“comfort zone”を揺さぶります。

【開催概要】
Comfort Zone by Tadao Cern｜SEEEU ヨーロッパ写真月間 2025
日程：2025年10月23日(木)-11月14日(金)
時間：8:30-23:30
会場：HOME/WORK VILLAGE 1F 西エントランス
料金：無料
公式ウェブサイト https://www.seeeu.jp/ja/
主催：KOI NIPPON